地域の住民の健康と福祉の増進を進めること。
疾病を患った本人だけで苦しむのではなく、
周囲のサポートの中で病気とともに歩むことを支援すること。
病気とともに歩むことを普通のことにすること。
患者一人一人の人生の価値をより高めること。
医療・介護・福祉を通して、患者とスタッフ一人一人が尊重されること。
医療の中心 = 正確な神経内科の診断と病態把握 + 西洋学的治療 + 東洋医学的な診断・治療
■神経変性疾患では運動機能に加え、自律神経機能、認知機能まで低下することが多い
=日常生活能力が低下
⇒ 生活のサポート、「生きる」ことを支援
⇒ 介護との連携・チーム医療、在宅医療
⇒ 地域の医療・介護のパワーアップ
◎正確な診断の前提として、詳細な情報収集が必要
パーキンソン病や認知症、てんかんなどの疾患を持つ患者様は特に詳しい病歴を聞き取ることが重要
看護スタッフが時間をかけて十分に問診を行い,必要に応じて社会背景や家族関係も聴取→担当者が電子カルテに記載
初診の方は,原則として全員,神経学的所見を確認
パーキンソン症候群ならば,全例でUPDRS(世界共通の評価項目)をチェック
単純レントゲン(胸部・腹部・頸椎・腰椎など),CT(頭部・胸腹部など),血液検査,簡易高次脳機能検査
生理検査:心電図,神経伝導検査,重心動揺計,ヘッドアップティルトテスト など
加齢や疾患に伴い,自律神経障害を伴うことが多い
患者様の時間とコストを考慮しながら検査項目を選択,必要な情報を収集
MRI,SPECT,脳波,詳細な高次脳機能検査 など.必要に応じて積極的に施行
できる限り,初診日に診断と病態の説明,治療開始
基本的にはそれぞれの学会が作成したガイドラインに沿った治療を行う。
ガイドライン=その領域のスペシャリストが多数の論文と正確なデータを元に作成,定期的に更新。
最も妥当な治療方針が記載されていることが多い
患者本人の状態により多少アレンジして,最も適切な治療を検討
本人・家族から治療後の変化を確認し,治療内容の修正・変更を行う
必要に応じて,利用されている他の医療・看護・介護施設から状況の変化を確認
治療の妥当性を,経時的・多面的・重層的に確認・検討→治療内容の修正・変更
◎院内・院外の多職種のスタッフと連携・協力→患者とその家族のより適切な治療の検討
電子カルテを利用した多職種による患者情報の統合
精神保健福祉士または看護師による患者情報の聴取
介護保険主治医意見書・診療情報提供書・臨床調査個人票(難病)などの極めて多量の書類記載は事務スタッフも分担。
インターネットを利用した連携ツール Medical Care Station,バイタルリンク
テーマは
※講演をご希望の方は、お気軽にクリニックにご相談ください