クリニックについて

  1. 神経内科の専門医としてパーキンソン病や認知症、てんかん、多発性硬化症、脊髄小脳変性症など 神経疾患の診断・治療を適切に行います。
  2. 頭痛・肩凝り、めまい、しびれなどを専門的に診断・治療を行います。
  3. 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や脳卒中の専門的治療を行います。
  4. 内科全般について適切な診断・治療を行い、疾病予防のアドバイスをします。
  5. 東洋医学の専門医として、西洋薬では対応しにくい症状に対しても 漢方薬を用い適切な治療を行います。
  6. 精密検査や入院治療が必要な場合には、 患者様の症状や状態にあわせて最適な医療機関を紹介します。
  7. 介護が必要な方には、介護保険主治医意見書を記載し、 ケアマネージャーと協力して生活をサポートします。
  8. 介護が必要になっても、住み慣れた環境で自立した生活ができるよう、 地域の在宅介護支援施設と協力しながら、サポートします。
  9. 往診や訪問診療を行い、 来院が困難になっても適切な医療を受け、質の高い生活ができるよう支援します。
  10. 医療と介護、西洋医学と東洋医学、外来と在宅を活用して、 皆様の健康と福祉の向上に関わりたいと願っています。

Vision, Mission, Value

Vision ~当院が実現したいこと~

 地域の住民の健康と福祉の増進を進めること。

Mission ~当院が果たすべき使命~

 疾病を患った本人だけで苦しむのではなく、

 周囲のサポートの中で病気とともに歩むことを支援すること。

Value ~当院が約束する価値~

 病気とともに歩むことを普通のことにすること。

 患者一人一人の人生の価値をより高めること。

 医療・介護・福祉を通して、患者とスタッフ一人一人が尊重されること。

Vision, Mission, Value



当クリニックの治療方針

医療の中心 = 正確な神経内科の診断と病態把握 + 西洋学的治療 + 東洋医学的な診断・治療

神経変性疾患では運動機能に加え、自律神経機能、認知機能まで低下することが多い  

 =日常生活能力が低下

⇒ 生活のサポート、「生きる」ことを支援 
⇒ 介護との連携・チーム医療、在宅医療 
⇒ 地域の医療・介護のパワーアップ


正確な診断と治療のために

◎正確な診断の前提として、詳細な情報収集が必要

1)問診

パーキンソン病や認知症、てんかんなどの疾患を持つ患者様は特に詳しい病歴を聞き取ることが重要
看護スタッフが時間をかけて十分に問診を行い,必要に応じて社会背景や家族関係も聴取→担当者が電子カルテに記載

2)神経学的所見・理学的所見

初診の方は,原則として全員,神経学的所見を確認
パーキンソン症候群ならば,全例でUPDRS(世界共通の評価項目)をチェック

3)院内の検査

単純レントゲン(胸部・腹部・頸椎・腰椎など),CT(頭部・胸腹部など),血液検査,簡易高次脳機能検査
生理検査:心電図,神経伝導検査,重心動揺計,ヘッドアップティルトテスト など
加齢や疾患に伴い,自律神経障害を伴うことが多い
患者様の時間とコストを考慮しながら検査項目を選択必要な情報を収集

4)院外の検査

MRI,SPECT,脳波,詳細な高次脳機能検査 など.必要に応じて積極的に施行

5)診断

できる限り,初診日に診断と病態の説明,治療開始

6)治療方針

基本的にはそれぞれの学会が作成したガイドラインに沿った治療を行う。
ガイドライン=その領域のスペシャリストが多数の論文と正確なデータを元に作成,定期的に更新。
最も妥当な治療方針が記載されていることが多い
患者本人の状態により多少アレンジして,最も適切な治療を検討

7)治療開始後

本人・家族から治療後の変化を確認し,治療内容の修正・変更を行う
必要に応じて,利用されている他の医療・看護・介護施設から状況の変化を確認
治療の妥当性を,経時的・多面的・重層的に確認・検討→治療内容の修正・変更


院内・院外の多職種のスタッフと連携・協力→患者とその家族のより適切な治療の検討


地域の医療・介護のパワーアップのために

一般市民に対する啓蒙活動

自院の能力向上

電子カルテを利用した多職種による患者情報の統合
精神保健福祉士または看護師による患者情報の聴取

  • 事務スタッフによる診察前カルテ入力
  • 診察時は事務スタッフによる入力
  • 医師は診察と説明に集中
  • 医師の個人的負担は半分
  • 診療能力は1.5倍


介護保険主治医意見書・診療情報提供書・臨床調査個人票(難病)などの極めて多量の書類記載は事務スタッフも分担。

地域の医療機関との連携

  1. 1.5Tの高規格MRIが当日可能 →速やかな治療開始
  2. SPECT、脳波、詳細な高次脳機能検査など総合病院で行う検査はすべて外注可能
  3. 2人主治医制

  • 神経難病や認知症のみ当院が担当
  • 高血圧や糖尿病など体の病気は地元の開業医(全員ではありません)

地域の介護スタッフ・介護施設との連携

  1. 約15年間に45回、地域のケアマネージャーらを対象とする勉強会の講師を担当
  2. 対応困難例の事例検討会のアドバイザー
  3. 鈴鹿市の認知症初期支援チームの顧問医師
  4. 外来診察時にケアマネージャーの同伴
  5. 訪問医療の一環として、施設入所者の診察
  6. 訪問診療は多職種連携。

インターネットを利用した連携ツール Medical Care Station,バイタルリンク

一般市民に対する啓蒙活動

  1. 公民館などで一般住民対象の勉強会の講師 
  2. 介護施設で、多職種に対する勉強会講師
    グループディスカッションのリーダー

  
テーマは

  • 「ボケないための生活の工夫」
  • 「生活習慣病について」
  • 「漢方薬について」など

※講演をご希望の方は、お気軽にクリニックにご相談ください