認知症疾患医療センター

認知症疾患医療センター


認知症疾患医療センターは、認知症患者とその家族が住み慣れた地域で安心して生活ができるための支援の一つとして、都道府県が指定する医療機関に設置するものです。

保健・医療・介護機関等と連携を図りながら、認知症疾患に関する鑑別診断、地域における医療機関等の紹介、問題行動への対応等についての相談受付などを行う専門医療機関です。



平成29年10月1日付で三重県より連携型認知症疾患医療センターに指定されました。


診察の流れ

物忘れなどで困っている患者・家族の方は、

まず電話でご相談ください

(tel 059-369-0001)

受診が必要な場合には、受診日を決めます(完全予約制)

できるだけ、かかりつけ医の紹介状を持って、受診してください

<受診当日の流れ>

①精神保健福祉士または看護師より詳しくお話を伺います

②医師の診察を受けます

③頭部CT、高次脳機能検査などを行います

④医師より診断結果と治療方針などの説明があります
 必要な場合には、連携機関での精密検査の予約を行います

⑤スタッフより介護保険の申請など必要な社会資源について説明します

かかりつけ医への紹介状を記載します

当クリニックへの定期的な通院が必要な方もいます

安定している方は1年に1回程度、経過を見せていただく場合もあります



TEL 059-369-0001


認知症疾患医療センターの事業内容

1)専門医療相談(電話・来院相談)

ご本人・ご家族などから認知症に関して、現在困っていることについて、ご相談に応じます。
ご相談は、電話または面談により精神保健福祉士が対応します。

2)認知症の初期診断・鑑別診断と治療方針の選定

鑑別診断や治療方針の選定が必要な方には、医師による診察を行います。
経過を詳しくお聞かせいただいた後、認知症疾患に対し診察と検査(心理テスト、血液検査、CTなど)を行い、正確な診断に基づいた治療や初期対応などを行います。
必要なときには、連携医療機関でMRIやSPECTなどの検査を行います。

3)身体合併症・行動心理症状の初期診断と治療

認知機能障害に加えて、行動障害や精神症状を呈している認知症の方には、鑑別診断や薬物療法等の治療を行い、必要ならば入院治療のできる体制を確保します。
また、合併症についても必要に応じて連携する医療機関で対応する体制を確保します。

4)関係機関との連携

介護から医療、医療から介護へとスムーズにつないでいけるよう、地域の医療機関や認知症初期集中支援チーム・地域包括支援センター・福祉事務所・保健所等との連絡・調整を行います。

5)連携協議会・研修会の開催

医療や介護など認知症に関わる関係機関との連携を大切にして運営します。そのために関係者の方々と連携協議会や研修会を定期的に開催します。